こうちゅう

こうちゅう
I
こうちゅう【口中】
(1)口のなか。

「~に含む」

(2)接吻。

「こりやこりや, 君よ。 ちよつと~のあしらひなりとも/歌舞伎・韓人漢文」

~の雌黄(シオウ)
〔「晋書(王衍伝)」による。 中国の古書の紙は黄色で, 誤字を塗りつぶすのに顔料の雌黄を用いたことから〕
不適当な自分の言論を訂正すること。
~の虱(シラミ)
〔韓非子(内儲説上)〕
たやすくかみつぶされることから, きわめて危ういことのたとえ。
II
こうちゅう【後注】
論文や学術書などで, 各章や編の後部にまとめて述べた注記。
III
こうちゅう【校注・校註】
(1)校訂した結果与えられる注釈。
(2)校訂と注釈。
IV
こうちゅう【甲虫】
甲虫目に属する昆虫の総称。 既知種が二六万種を超える。 皮膚は堅い。 前ばねは厚く堅く, 普通, 中央線で左右から相接して背面を覆い, 後ろばねはその下に折り畳んで隠される。 種類が多く, 大きさも1ミリメートル以下から20センチメートルを超えるものまであり, 形や色彩も変化に富む。 カブトムシ・コガネムシ・カミキリムシ・タマムシ・クワガタムシなど。 鞘翅類。
V
こうちゅう【膠柱】
琴柱(コトジ)に膠す(「琴柱」の句項目)
VI
こうちゅう【蝗虫】
イナゴの漢名。
VII
こうちゅう【行厨】
携帯用の食物。 弁当。

「車中にて~を食らふ/航西日乗(柳北)」

VIII
こうちゅう【鉤虫】
線虫綱円虫目鉤虫科の寄生虫の総称。 糸屑状で長さ1センチメートル内外。 幼虫は土中にすみ, 口あるいは皮膚からヒトの体内に侵入し, 成虫は小腸上部に寄生して吸血する。 貧血・消化器障害などの症状を起こす。 熱帯・亜熱帯に分布し, 日本では太平洋側に多い。 イヌ・キツネなどに寄生する種類もある。 十二指腸虫。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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